西荻窪から阿佐ヶ谷付近をいったりきたり
住むこと食べること楽しみましょ
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トトロの住む家
10年以上前に買った「トトロの住む家」という宮崎駿さんの本。
当時は軽く図版を楽しんで本棚にしまったままになっていたのですが、最近何気なく開いてみてびっくり。まさに理想とする佇まいがそこにあるではないですか。。
冒頭はこんな↓感じです。
『住む人の心根が偲ばれる・・・・、そんな家を訪ねた。
古い家が、次々と姿を消す東京にいると、自分たちの少年時代が歴史から消えてしまうような心細さを感じる。せめて記録にとどめられないかと始めた企画なのだが、こう様式が崩れてしまうと、良い家の定義が決められない。・・・中略・・・何が良いかを定義づけられなくても、訪ね歩くうちに、自分たちの感じ方や考えが浮き彫りにされてくるだろう。大袈裟にしないために、探しまわる地域も震災後に住宅地として開発された東京の西郊に限定した。旧国鉄中央線の沿線、高円寺から吉祥寺の間である。要するに、自分たちが知っている範囲で動くことにしたのだ。』

 


・・・高円寺〜吉祥寺辺りといえば、まさに西荻不動産のテリトリー・・・そして、宮崎氏がお散歩しつつ選んだお家は、杉並区阿佐ヶ谷(2軒)、武蔵野市吉祥寺本町(2軒)、杉並区天沼、中野区白鷺にある計6軒。
「闇」「少し荒れた庭」「広縁」「四畳半」「離れ」「巨樹」「下見板張り」「手水鉢」・・・とキーワードを並べただけでもその佇まいが目に浮かぶかもしれませんが、決して豪華ではないけれど住む人の心がしみこんでいて思わず立ち止まってしまう様な家ばかり。
そこの住人の方は押し並べて、暑さ・寒さ・不便さetc...を愛おしく思い、大正・昭和初期から過剰な手を加えずに維持し続けているとのこと。

よくこの近辺を歩いていると「どんな方が住んでいるのだろう・・・」と妙に惹きつけられる古い家に遭遇しますが、この本で取り上げられているような凛とした空気を持った方々が生活していらっしゃると思うと、余計じんときてしまいました。
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